後編:それでもAIを利用してAdobe Stockで収入を増やしたい人へ
前編の続きです。
「審査が厳しくなった」「新作が通りにくい」「新規参入が難しい」「チンコの勃ちが悪い」
前編を読んで、テンションが下がった人もいるだろうけど、ここで終わらせるわけにはいかない。
儲からないから止めんちゃい!で終わってしまうと、それでもやる気になっている者が、クソの役にも立たない有料記事に手を出し、結果、売れなくて手首を切るからだ。
現在のストックフォト市場で売れるためにすることは、実はそこまで複雑ではない。
後編では冬の時代のAdobeStockやpixtaで、どのようにすれば売れるようになるかを説明するけれど、pixtaでの実績は皆無なので、主にAdobeStock用の話だと思って読んでね。
収益を上げるには「テーマ」「用途」「量」「動画」が大切

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審査が通り売れそうなテーマを探す
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使う人(ユーザー)を想像して作る
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素材を増やす(棚を作る)
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動画を増やす(単価UP)
この順番で考えると、判断がブレにくい。全く売れないテーマに時間を溶かさなくて済む。
だけど、売れそうもないテーマでも、AIで画像や動画生成をしたものをお蔵入りにするよりかは、売れる可能性は0ではないので、入稿しといてもいいんじゃないかな?とは思う。
私も妊婦フェチを増やすべく、美人妊婦素材を定期的に入稿する草の根活動を実施している。
1)AdobeStockで審査が通りやすく売れるテーマの探し方
テーマの探し方は2通りある。
1.色んなテーマで素材を作り、入稿して結果を見る。
2.AI素材を入稿しているコントリビューターの作品を参考にする。
注意点としては、以前はバシバシ通っていても、現在は通りにくいなどのテーマはあるので、審査結果を通して肌間隔で感じ取るのが大切。
現在、私が「これは採用され、売れやすいな!」と感じているテーマを参考までに。
1.和食や昆虫食:
和食は有名なものからローカルなものまで通りやすい。特に季節性の高い、きりたんぽ鍋とか秋刀魚(サンマ)などは、そのシーズンに良く売れる。また、ハンバーガーなどの供給が多すぎるものは審査が通りにくいが、そこへ昆虫をトッピングすると、ぐっと供給も減るので通りやすいが、それほど売れない。
2.着物の女性:
着物の女性だけだと通らないこともあるが、舞妓や芸者などの実写の撮影コストが高い物は比較的通りやすい。インバウンド向けに日本の文化を紹介できる素材は強い。
参考:番傘をさした雪の日の舞妓
3.身近な店員:
人物は通りにくくなっているが、スーパーや介護施設のスタッフなどは通りやすい。しかし、一度に大量産して入稿すると、まとめて却下されることもある。白背景にしたり、サムズアップさせたり、仕事風景だったり工夫が必要。
実写も強いジャンルなので、売るためには技能実習生のフィリピン人女性にしたり、供給を意識した工夫も必要。
4.イラスト:
実写よりもイラストの方が通りやすい。しかし、絵柄に左右される傾向があり、通りやすい絵柄と通りにくい絵柄がある。また、PixtaではAI素材は写真でもイラストとして入稿する必要があるので、アクセス数が増えやすい。
5.ベクター素材:
最強!ほぼ通るし売れる。絵柄を合わせるとまとめ買いもされる。ただし、作るのに手間がかかる。
6.後ろ姿や手元、足元:
顔の見えない後ろ姿や手元はBロールで使用しやすいからか、顔が映っているものよりも通りやすい。病院のお見舞いで手を握る。群衆の脚だけなど。ただし、実写の撮影コストも低いので、シーンに工夫が必要。
7.美容系
スキンケア用を筆頭に、ヘアケア、ボディケアなど審査を通れば売れやすい。供給も多いが需要も多い。
穴場はビフォアアフター画像。
8.架空生物
審査が通りにくいけれど、売れやすい。実写では不可能な描写もAIなら可能になる。AIが本領を発揮するジャンル。架空生物の中には知名度があるので供給が極端に低いものもある。お化けやペガサスなどの、ホラージャンルやファンタジージャンル。
購入者をJRAに絞って競馬場を走るペガサスなども制作したが、売れる気配がないので、もし作るならファンタジーに寄せた方が無難。誰が買うのか不明だが、天狗や鬼の和風ホラー系動画もチョイチョイ売れる。
参考:ペガサス
9.季節イベント
クリスマスが最強。そして、新年、正月、ハロウィンなどが続く。最近は審査に通りにくいが、押さえておきたいジャンル。普通の素材では審査に通りにくい場合は、動物やマッチョのエッセンスを一つまみ。
10.子供や学校
複数の子供が映りこんだ授業中や部活の画像や動画は、実写では複数のモデルリリースが必要になるので、撮影コストが高くなるため狙い目。子育て系では現代の軟弱系モデルが虫を嫌がる事を考慮して、カブト虫などを盛り込むと良い。
ちなみに、リンク先のタブレット授業の画像は3桁売れていて、まさかの文部科学省でも採用されている。
【おまけ】汚ギャル、ヤマンバギャル
むちゃくちゃ売れるわけではないけれど売れる。ここで紹介したのは、需要と供給について意識をしてもらいたいからである。
汚ギャルジャンルを扱っているのは、おそらく数名しかいない。そして90年代のヤマンバメイクを反映させた汚ギャルを販売しているのは、まだ私だけではないかと思う。
こんな感じで需要も少ないけれど、極端に供給が不足しているものを狙い、いくつか素材を用意するといい。
あまりにも却下が続くようなら、上記のテーマを試してみんちゃい。
2)「使うユーザー」の用途を想像する
ここは一番大事かもしれない。
Adobe Stockを買うのは、基本的に制作側である。
最初に言っておくけど、購入するのは個人ブロガー達ではない。あなたがブログを書いたり、Youtubeを投稿していたりした実体験で、こんなアイキャッチやサムネ用の画像があったらいいな?は全く参考にならない。なぜなら、お前たちは金を払ってまで買わないからだ。
お金を払ってまでストック素材を購入してくれるのは、デザイナー、編集者、広告運用、動画制作、社内広報、役所、そういう人たちだ。
この人たちが求めているのは「芸術」より「使いやすさ」。
もちろん雰囲気が必要な案件もある。だが基本は作品よりも部品である。
だから、作る前に一回だけ想像するんだ。そう!思春期にムラムラした時のように!
この素材は、誰が購入して、どんなシーンで使うのか?
例を挙げると、スーパーの店員を作る場合、購入者はスーパーの関係者となる。
次に、どのようなシーンで使いたいか?を想像すると、スタッフ募集の画像が必要かもしれない。
そこで、生成するのはスタッフ募集に適した、楽しそうに微笑む20代の男女の店員の白背景イメージや、楽しそうに働いている店内のシーンになるし、もしこれがパート募集用だったら、30代や40代の主婦にモデルを変更する。
この「買う側の目線」を入れると、売れる可能性が上がる。
3)素材を増やす
ここが、現在のAdobeストックで最も難しいところなのだけど、こればかりは時間をかけて増やすしかない。
ストックフォトの世界には「素材を1,000個用意してからが本番」という格言がある。
まぁ、今この格言は適当に作ったのだけど、最初にグッと売り上げが伸びるのを実感するのが、この辺りな気がする。
最初からファンがいたり、よほどセンスがない限り、素材が1,000個を超えるまでは、自販機のお釣りを漁っていた方が儲かると思う。
4)稼ぎたいなら動画を増やす
ストックフォトと言えば写真やイラストって感じがあるよね。動画はひと手間かかるし動画を作っていないコントリビューターは多い。
実際に、動画と写真では写真の方が売れるからね。ただね、単価が違いすぎるんよ。
Adobe Stockの動画は、1本あたり 2.8ドル〜28ドル 。画像は0.33ドル~。
Pixtaはの動画は、1本あたり 600円~9,000円 。画像は27円~。
画像と動画では単価に差がありすぎるし、実際に私の収益の大半は動画素材となっている。
Adobeストックでは写真やイラストほどではないが、動画がよく売れる。
PIXTAは逆に、動画はほぼ売れない。そして私だけが売れないのではなく、Pixtaでは全体的に売れていないはず。
なぜなら、私はここ数ヵ月は動画の月間ランキング20位以内に入っているが、売れている本数は5〜10本程度なことから、身をもって感じている。
だけど、誤解してほしくないのは、私が言いたいのは動画の比率を上げる事で、動画だけ投稿しろって言ってるわけじゃない。
私はSNSなんかで自分の素材を紹介するほど力を入れていないから、売るためにはプラットフォーム内の検索に頼る必要がある。その時に、画像やイラストからの導線は大切。
おまけ:おすすめ生成ツール

AI生成初心者向けに、お勧めのAI生成ツールを紹介するよ。ただ、AI生成ツールは進化が早くて頻繁に入れ替わるので「現時点の目安」として受け取ってね。
画像生成
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Midjourney(画像):芸術的な画像を作るなら強い。雰囲気が最も出る。
ただし指の破綻もあり、物の正確な描写は苦手な傾向がある。
(おすすめ用途:芸術的描写、未来、架空の料理、モンスター) -
NanoBanana系:正確な描写が得意。ただし芸術性は低くなりやすい。未来の描写が苦手寄り。
(おすすめ用途:料理、人物) -
Seedream:NanoBananaの方が正確だが、ガイドラインが緩い。
人物はreference画像を用意しないと似た顔になりやすい。
(おすすめ用途:下着姿) -
Vidu(画像):リファレンスやイラストに強い。
(おすすめ用途:リファレンス運用、イラスト寄り) - SD系:販売するにはちょっと厳しい
動画生成
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Kling:最強クラス。複雑な動き、ダイナミックな動きに強い。
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Hailuo:コスパ最強。試行回数を増やしやすい。
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Vidu(動画):リファレンス機能が便利。早い。アンリミテッドプランあり。実写よりアニメ系が強い。
- Midjourney(動画):画像から動画も作れるので楽。loop素材も簡単に作れる。
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Veo / Sora:コストが高いので、基本はストック動画には不向き。
ストックフォトあるあるネタ

・Adobe Stockで5回以上売れた素材は急激に伸びる時がある。普通に1つの素材が100回以上売れる。
・投稿者本人も売れないだろうなと思って入稿した素材が売れて驚く。
・Pixtaのキーワード散布図機能で需要を調べていると、ストック素材でオナニーしようと試みているユーザーの検索に気が付きドン引きする。
・AdobeStockの無料コレクションノミネートで100万円近い収益予想を提示されて、何を買おうかと妄想をしていたのに、ほぼ採用されなくて枕を濡らす。
・AdobeStockのFireflyボーナスで、ただ入稿しているだけでボーナスが貰えて嬉しくなる。
・同じ日に同じテーマで作成した素材をAdobeStockに日を分けて入稿すると、片方は全滅、片方は全採用されて審査に疑問を持つ。
ストックフォトを売るためのコツ
最後にAdobeStockで画像や動画を売るためのコツを紹介する。
1.継続的な投稿。Adobeストックは新規素材を露出してくれるので、継続的に投稿して導線を確保する。
2.日本の素材なら日本語で、世界的に需要があるものは英語でタイトルとタグを考えて入稿する。
でも時々はAdobeの翻訳を過信せず、逆のパターンでも入稿する。例えば、「ペガサス」では検索にヒットするけれど「Pegasus」ではヒットしないこともある。
3.タイトルやタグを作るにはAIを活用する。GoogleのGeminiで写真や動画のタイトルとタグを作る専用のGemを作っておけば、画像や動画を添付するだけで、適切なタイトルとタグを作ってくれる。
4.アップスケールをする。
AIで生成したものは各種ツールを使用してアップスケールして販売すると単価が上がる。
以上です!もしストックフォトでお小遣い稼ぎを始めるなら頑張って!
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